2009年03月15日

答えは突然やってきた@

前回の投稿から驚くことに半年以上が過ぎてしまいました。

その間、もちろん遊んでいたわけではありません。

それどころかそれはそれは筆舌尽くしがたい体験をしておりました。

話せば長くなりますが、知る価値ありますので、
どうか最後までおつきあいください。

前回投稿した頃は、戦略的中期経営計画という素晴らしいサービスを長野のある新しい顧問先に提供し始めていた矢先でした。

私は月に一度その顧問先を訪問して毎回幹部を集めて戦略的中期経営計画の策定会議を開始しました。

その7月下旬の長野訪問が無事終わり新幹線で帰京する途中に突然異常が襲いました。

夕食に食べた好物のカツサンドがいつもと違って全く味がしないばかりか、全くのどを通りません。何とかジュースで流し込んでいましたが、後で思えば唾液が全く出ていなかったのです。

そして少しした頃から何とも気持ちが悪くなり、吐き気と戦いながら東京駅までもだえておりました。

東京駅のトイレでとりあえず吐いたものの、症状は全く治まらずさらに悪化し立っているのもやっとの状態になりました。救急車でも呼んだほうが良かったかもしれませんが、その時はとにもかくにも家に帰り家で休みたい一心でした。
このような状態で東京駅から帰宅するのは、どんなルートを選んでも途中地獄のような苦しみにたえなければならず想像しただけで気が遠くなりそうでした。
いつ気力が途絶えて倒れるかも知れない状態ながら必死に苦しさに耐えて、さらに途中ずっと立ったまま電車にゆられて、なんとか家にたどりついたのでした。
他の乗客の目にどう映っていたかしりませんが、
なりふりかまっていられない状態でした。
よく家まで耐えられたものだと我ながら驚きです。

ともかくこの時から約4ヶ月に及ぶ実に奇妙な体験が始まったのです。

続く
posted by 赤沼 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

戦略的中期経営計画のお話

お待たせしました。

いよいよ戦略的中期経営計画のお話をします。

さて皆さん、事業を経営されるにあたって今後のことについては普段どのようにお考えでしょうか?

例えば「今年一年でいくら儲かるかは、終ってみないとわかるわけないじゃないか。儲けは少しでも多い方がいいに決まってるんだから、毎日一生懸命に頑張って少しでも売上を上げようとするしかないじゃないか。(そんなの当たり前でしょ!)」というような方も少なくないはずです。

特に事業を初めて間がなく、
一分でも早く軌道に乗せたいという状況の方に多いのではないでしょうか?

でもその後事業がある程度の規模になってからも、
このような考え方が当たり前に感じられて、
今までずっとそうしてきた方も多いはずです。

でも果たしでそれでいいんでしょうか?

前回ご紹介しましたが、
ある年に突然問題が舞い込んだ時に初めて疑問を感じます。

税務申告期限の直前に税理士事務所から連絡があり、
「利益は○○万円、税金○△万円です」と一方的に言われます。

そんな税金いきなり言われてもすぐには用意できないとか。
昨年はあんなに忙しかったのだからすごく儲かっているつもりだったが、
実際にはたいしたことはなかった、これでは忙しいだけ損したとか。
こんな大赤字の決算書を銀行に提出したら、
予定している融資が受けられない、どうしようとか。

私に言わせると何をかいわんや、最低レベルにも達していない!と敢えて厳しいことを言わせていただきたいと思います。

ではもっとまともな経営者であればどのように考えてるでしょうか?
それは何はなくとも毎年きちんきちんと確実に利益が出るように考えることでしょう。
それを確実に守っていけばいつまでも安泰なはずだと考えるはずです。

そしてその利益が確実に出るように、
来年一年間でいくらの売上を上げればよいか、人員はどうすればよいか、今ある設備でどうするか、等を計画します。

とりあえず一年先のことを考えて、
こういった計画を作る経営者はまずまず優秀なほうだと言えるでしょう。

でもこれでも実は3年後5年後に会社が生き残っている保証は得られないのです。

その理由は次回までお待ちください。


赤沼公認会計士事務所のHPはこちら
posted by 赤沼 at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

戦略的中期経営計画、でもその前に

さて前回、戦略的中期経営計画の必要性について前書きしました。

そして今回その戦略的中期経営計画について本格的にご説明しようと思っていました。

ようやく時期も熟しましたので、その本題に入るつもりですが、
申し訳ありません、今回はその前に一言だけどうしても言いたいことがあり、
こちらを書かせていただきます。

戦略的中期経営計画も早く着手しなければ大変なことになりかねないことですが、
それにも増して最近私は大変憤っていることがあり、
これを発言しなければならない!と思うわけであります。


最近新しくご契約くださった会社でのことです。

まず東京のシステム開発会社にうかがって、試算表見せてくださいといったところ、
出てきたのはASPによるシステムでした。
会社でも税理士事務所でもネットによってどちらのPC画面でも見ることができるというものです。

それ自体はよいのですが
驚いたのは在庫の金額や外注費の額その他一部わけのわからない箇所があり、
それを質問しましたところ答えはこうです。
「当社で現金預金を入力して、あとは税理士事務所が何か手を加えていますので、わかりません。」

今期の最初の月の数字がなんか変ですね。
また数年間を比較すると粗利率に随分変動がありますね。
と言いましたら、
「実は粉飾というわけではないのですが、うちの税理士が数字をいろいろ動かしていまして。
毎年決算の結果や税金がわかるのが申告期限の前日だったりするんですよ。
そしていきなり明日までにこれこれの税金を払って!と言われて私はとてもじゃないがこんなに払えない。と言うと税理士はそれじゃー払わなくていいようにしますといって、何やら数字に手を加えるのです。」

おいおい確かに粉飾ではなくてそれは逆粉飾と言うんですが、
なお一層まずいじゃないですか、
確実に加算税と延滞税とられますからね。

こんな税理士が横行しているのかとあきれてしまいました。

また別な製造業の会社に行きましたところ、
かなりの規模の会社にも関わらず期中現金主義の経理をしています。

決算確定するまで売掛金も買掛金も動かしません。
売上と仕入は現金の入出金額を記載しています。

これでは決算前に今年の業績見込みを検討して決算対策を打つことができません。

聞けば社長はこんなやり方でよいものかと顧問税理士にいろいろ意見したり提案したことがあるようですが、その度に税法上これこれでやるしかないとか、根拠不明のままこうすべきだと言い負かされて、毎回自分の意見をすごすご引っ込めるのだそうです。
いやーこれではせっかく良い会社も簡単に駄目にしてしまうなーと唖然呆然でした。

世の中の税理士は、自分はあくまで税務の専門家だから税務の観点だけからいろいろアドバイスしてきて、経営がどうなるかは知らぬ存ぜぬ我関せずという先生が多いんですね。

しかしそういった税理士を顧問にしている会社経営者が顧問税理士の言葉は経営的にも正しいと誤解していると大変な悲劇を招くことになります。

このような顧問税理士はきっと多いんだろうなと思いました。
いや大部分がこんなものかなと思います。

経営者としては顧問税理士を経営アドバイザーとして頼るのではなくて、あくまで税務プラスアルファーの専門家として上手に利用することを心掛けなければ危険です。

ですから最近はセカンドオピニオンと称して複数の顧問から意見を聞くようにされる経営者が増えています。

大変賢明だと言えます。

ただ単に税務上のセカンドオピニオンだけでは片手落ちです。

いやー私自身税理士でもあるので、税理士の失地回復のためにも頑張ろうという気がしました。


経営に強い顧問をお探しの方は当事務所HPへ
posted by 赤沼 at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

戦略的中期経営計画こそ福音!

昨年本格的に独立開業してから心にふつふつと燃えていたもの、
それは自分の経験を生かして世の中小企業中堅企業の経営サポートをしたいという思いです。

幸い独立開業後にご縁ができた現在経営サポートしている顧客が多数あります。
またあまた多くの会社経営者さんともお会いしました。

その中で思ったことは、
経営サポートとして具体的にどういったお手伝いができるのか?という疑問です。

勿論、例えば会社の本当の業績数値が見えない会社の財務レポートシステムを改善して、
それが見えるようにしたりすることができます。

会社がベンチャーキャピタルから投資を受けるために、
事業計画の作成を手伝ったり資本政策を一緒に作成したりして、
IPOまでのシナリオを書いたりもします。

銀行からの融資がスムーズに行くように、
試算表の作成を手伝ったりラフな経営計画や資金繰り表作成を手伝ったりもします。

他にもIPOまでの幾多のハードルを越えるお手伝いや、
財務構造全体の見直しアドバイス、
融資リスケジュールの交渉支援他にも様々。

でも共通しているのは会社業績を直接向上させるお手伝いではないということです。
残念ながら会社業績が上向かなければ私たちもお手伝いする喜びを享受するのは難しいものです。

会社業績の向上は会社経営者の役割なのは当然であり、
その経営者の器・能力以上には会社が大きくなることはありません。

ただし完璧な経営者は人間である以上ありえません。
70点の経営者ならば、何らかの方法で30点分を補う必要があります。

営業は得意だが人使いは苦手ならば、
なんとか従業員教育、人事組織体制で補わなければなりません。

ともかく経営者ひとりですべてを完璧にこなすことだけは無理というものです。

そのように考えてくると私のする経営サポートの役割が見えてきます。

このような考えに従って、
最近私が強く推進しているのは、
戦略的中期経営計画プログラムというものです。

次回説明しますね。


早く戦略的中期経営計画を知りたい方はこちらのHPへ

財務会計をもっとよく理解したい方はこちらのHPへ

経営計画を広く深く勉強したい方はこちらのHPへ





posted by 赤沼 at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月31日

最近のIPO監査で思うこと

3月決算の法定監査がようやく終了です。
といってもまだ有価証券報告書チェックが終っていませんが。。。

5月3週目ごろには決算短信を発表しますので、その時点で会社法計算書類も有価証券報告書も実質的に全部記載内容を確認することになります。

さて現在上場している会社の監査はこれでよし!としても、
IPO準備中の会社の監査は終っていません。

さて私がIPO準備会社に伺うと、
10社のうち9社まではかなり無理に無理を重ねて頑張っておられます。

最近うお伺いした会社でも、
経理課長が孤軍奮闘しておられ同情を禁じ得ない状態なのです。

経理課と営業部との情報の不一致、在庫管理部門との情報の不一致、調べれば調べるほど、ぼろぼろ・・・。

いやこんなことはあってはいけないのですが、
未上場企業では決して珍しいことではないので、私たちも慣れてはいるものの、さて間近に迫った上場申請はどうするんだろうかと心配このうえありません。

生みの苦しみ、難産はつきものの、
体力がないと母体を危険にさらすことになること、注意してほしいものです。


経営計画・資金調達などの財務コンサルティングは当事務所へどうぞ
posted by 赤沼 at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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