2007年10月07日

デューデリ奇談完結篇

果たしてその時私が目にしたのは何だったのでしょうか?
確かに誰かがいたような気配があったのです。

でも正直言って本当に何かが来ていたのか実際のところ、
何の確証もありません。

部屋の床が不自然にびしょびしょになっていたのならともかく、
私が飛ばしたシャワーのしぶき程度で特に異常はありません。

でもこの時以来、鏡をのぞく時は、いつも自分の後方が気になるようになってしまいました。
その後その晩は一晩中電気を煌々とつけたまま寝たのはいうまでもありません。
翌朝顔を合わせたメンバーは全員例外なく目が赤かったことを覚えています。

この日も朝からしっかり財務調査の予定ですが、
日が暮れる前に片付けようととにかく自然に作業スピードを上げることになりました。

もしこれが我々の調査の妨害工作だとすれば、
その術中にはまったとあってはプロフェショナルの名がすたると思い、
逆に気合が入りました。

その結果前の経営者がいつどれだけの資金を操作していたかあらかた明らかにでき、
その後実行された買収に効を奏したと信じています。

買収後に人づてに聞いたのですが、
決して例の話は嘘ではないそうで、
残業ゼロは未だ厳守なのだそうです。

そう言えば怖い話を聞く前に
一人で用を足しに入った学校にあるような便所は、
いつも誰かに見られているような異様な気配がありました。

私は今まで怖い現象を見たり聞いたりしたことは無いのですが、
今回は自分の霊感が鈍いことに感謝しきりでした。

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posted by 赤沼 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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