年に一回決算のお手伝いをしている財団法人があります。
今GWでその決算作業をしました。
実は今H18年度から新公益法人会計を全面適用しなければなりません。
新旧の大きな違いは、
従来は計算書類と言って、
収支計算書、正味財産増減計算書、貸借対照表、財産目録という書類体系であったのが、
財務諸表という名前に変わり、
収支計算書、正味財産増減計算書、財産目録、キャッシュフロー計算書の体系に変わりました。
また従来ストック式の正味財産増減計算書が、
フロー式に変わりました。
いわゆる一取引二仕訳が普通の一仕訳に変わりました。
従来減価償却が任意であったのが、
強制に変わりました。
確かに以前公益法人の計算書類を作成していた時、
その法人の新監事に就任した税理士の先生が、
正味財産増減計算書と収支計算書の関係が理解できずに、
経理担当者が困惑したという事態がありました。
確かに以前の公益法人会計を理解できるひとは非常に少なかったと理解しています。
法人内部の役員が理解しにくい会計では、
何の役に立つのかと疑問を持っていましたから、
一歩前進したと思います。
これでやっと企業会計の知識があればあらかた理解できるようになりましたから。