2006年05月23日

社長はアイディア、実務家はそれを実現

今回、初めてMy officeのwebサイトを立ち上げました。


この機会に私たち会計士・税理士いわゆる専門家?という商売の人間を身近な存在に感じてもらえるように、このブログで思い切り生の声を発信していきたいと思います。
 
また特に私自身、職業柄か本からの情報収集が多いんですが、時々書籍の山に囲まれて何をどう読んだら良いか迷うことがあります。


そんな時、友人知人の推薦本や書評を参考にします。


Amazonにもよくありますが・・・とにかく重宝します。


そこで私自身の最近読んだ本で、ちょっとした発見!ひらめき!を得たものを紹介していきますので、皆さんと共有していきましょう。


コンセプトは、どうすれば自分の商売が儲かるか?それも、できるだけ楽に!できるだけストレス無く!できるだけ自由になる自分の時間を確保しつつ!できるだけ苦手なタイプの人とは関わらずにすませつつ!


つまりいつも自分に正直に、過度なストレスはまっぴらごめん、という私の精神構造を前提に、ビジネス・商売と人生の最適バランスを探っていきましょう。


今回の紹介本は


「千円札は拾うな。」安田佳生著 サンマーク出版

今年1月に出版されて早くも35万部を超えるベストセラー。


たぶんよくありがちの本で内容もほぼ予想どおりの本だろうから、読まなくていいかと思う方もいるかも知れませんが、敢えて申しますが、かなりの自信を持ってお奨めします。


私自身、この本から実に多くの「気づき」を得ました。


そのうちの一つをあげると、会社も個人も成長するためには「捨てる」ことが大事!の一節は、そこまでやるのか!とその勇気と徹底ぶりに驚きました。


つまり100億の売上のために40億円のビジネスモデルを捨てる勇気、自分では全く似合うとは思えない、着心地悪い、最新のファッションを着続けることで「ダサい」センスを捨てることができたとか。


著者は、著者が経営する会社も自分個人も現在身に付けているものを、「捨て」続けてきたから、成長することができ今があると断言します。


ただしこの発想なるほどなるほどと思いつつ、実際に実行に移すには細かい実務的配慮やリスクヘッジに苦労するだろうなと思います。


新ビジネスモデルが軌道に乗る目処がつかないうちに、旧ビジネスモデルからのキャッシュインが無くなると、会社は倒産しかねません。ここは上場企業と銀行融資頼みの一般企業とではファイナンスリスクが全く違ってきます。


また従来の40億円ビジネスモデルの恩恵を受けていたのは、自社だけではなく外部の取引先、顧客もいます。これら外部関係者の理解と協力、利益の確保という多大な労力と気遣いがあって初めてビジネスモデルチェンジも成功するはずです。


会社も個人も何かを「捨てる」時、それが何を意図してるのか周りの関係者に理解してもらわないと、資金支援、信用を失ったり、変人呼ばわりされたりしかねません。


周りの関係者に自分の考えを何度も何度も機会を見つけては伝える努力、理解させる努力が大事だとわかります。


翻って私のクライアントが、著者のように常識に捉われずにどんどん新しい発想で事業に取組まれるならば、私が会計士としてコンサルタントとしてどうあるべきかと考えてみます。


やはり現行ビジネスモデルから新ビジネスモデルへの切替方について、微に入り細に入るアドバイスとフォローが要ります。切替時期と切替方法は資金ポジション、人員配置、要員計画、オペレーションの変更等々複数のポイントに目を配りながら実施しなければいけないでしょう。


会社のサービスの変更は、会社内の体制・人員の変更を促します。
会社内の体制・人員の変更は財務・損益構造の変更を促します。
財務・損益構造の変更は資金構造の変更を促します。
以上のことを矢印でつなぐと次のようになります。

会社のサービスの変更⇒会社内の体制・人員の変更⇒財務・損益構造の変更⇒資金構造の変更

従って私ならば、今考えている会社のサービスの変更が最終的にどんな資金構造の変更をもたらすか、何度も条件を変えながらシミュレーションして、そこから最適なアクションを探る手伝いをします。


ただ場合によってはクライアントの一つの発想を計数化して条件設定しシミュレーションするのに3人位で2日間ほぼ徹夜という地道かつ膨大な作業コストがかかりますので、その作業コストとそもそもこの新発想を検討する価値があるかという直観的ふるいわけも必要になったりするわけです。


約40のコラム一つ一つが以上のように刺激に富み、また実際に自分の事業・生活に取り入れようと本気で考えると発想がどんどん発展させることができます。


常識を疑い自分で新しいルールを作るのがビジネス勝利の秘訣だと言われますが、この本を読んでいると大小たくさんの例を見ることができます。普段どんな発想を心がければよいかもわかります。


既に読んだ方はもう一度手に取り友人知人やビジネスパートナー、社員等と話を咲かせるとまた違った感想・発想に触れることができて面白いでしょう。

 

またこれから読まれる方は、さらっと読むもよし、じっくり読むもよし、最初から順を追って読んでも気になる部分だけ拾い読みしてもよし、常識に捉われずに生きるいい刺激にするといいと思いますよ。

posted by 赤沼 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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