日経平均株価が○○以来の底値!などという実に景気の悪い記事が
毎日のように新聞の一面を飾っています。
私は株式上場準備中の会社様のご支援をするコンサルティングを随分以前から従事しています。
今も複数社のお手伝いをしています。
株式公開、株式上場、IPOは元々物凄くはやりすたりが激しいのですが、
今年から来年にかけては記憶にないほど新規上場数が少ないようで、
株式上場に関係するビジネス関係者は皆さん本当に元気が無いですね。
さて私のお付き合いのあるベンチャーキャピタルさんも、
従来のような投資方針をあらためて玉を大きくする作戦に出たところがあります。
従来は3000万円からアーリーステージベンチャーに投資していたのが、
これからは最低1億円以上に大きく舵を切りました。
これってベンチャーキャピタルと言えるんでしょうか?
一つのVCで1億円、強調して数億円を1回のファイナンスで調達するなど、
オーナー系ベンチャー企業ではまずありえないことです。
となるとありうるのは大手上場企業の子会社や新規事業、
又はそこからスピンアウトしたメンバーの会社などでしょうか。
でもそれではわが国ベンチャービジネスの分母を随分縮小することになるでしょう。
VCにはVCの経営方針があるのでそれ自体は致し方ないのですが、
我々のように現場で這いずり回っている人間としては、
資金調達のルートが減るのはやはりつらいことです。
一方で新銀行東京のずさんな融資方針は論外だと思いますが。。。
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